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--2020年5月19日以前の記事で画像が障害により表示できてません。--

宮の渡し公園にあった伊勢湾台風浸水位標識 [名古屋港など名古屋西部地域]

名古屋市熱田区にある宮の渡し公園。
 東側に、伊勢湾台風の浸水位標識がありました。




この宮の渡し公園は、東海道53次のうちのひとつ。
ここから桑名まで船で行き来していた船着き場。

伊勢湾台風.jpg

 伊勢湾台風は、昭和34年9月26日午後6時過ぎに紀伊半島南端に上陸し、
直径700キロに及ぶ地域を暴風雨に巻き込みながら、名古屋の西方30キ
口の地点を通過し、26日夜半富山湾へ抜けました。
その中心気圧は、上陸時930ヘクトパスカル、名古屋市内においては
最低気圧958.5ヘクトパスカル、瞬間最大風速は、午後9時25分に
457メートルという驚異的な数値を記録しました。
 またこの台風は、名古屋市西方をかすめるという名古屋地方にとって
最悪のコースをたどったため、伊勢湾沿岸一帯にかつてない高潮が生じ、
満潮時に近い午後9時35分、名古屋港における最高潮位は531メートルと、
海岸堤防を50センチも上回る名古屋港検潮始まって以来の記録となりま
した。
 そのうえ前日から降り続いた雨は、台風の中心が近づくにつれ、時間
雨量40〜60ミリの豪雨となり、河川は刻々と増水し、それらが強風に
あおられ、低気圧に吸い上げられた高潮と重なって、一時に海岸堤防及
び河口付近の河川堤防を寸断、市南部地区一帯を濁流の渦に巻き込みま
した。特に名古屋港周辺の貯木場からあふれ出た28万立方メートルに及
ぶ無数の巨木が、人命、家屋の被害を更に大きくしました。
 このため、名古屋市と当時の守山市及び有松・大高の両町を含む死者
が1,881人と言語に絶する惨害をもたらし、当熱田区内においては3名
の尊い人命が失われました。
 この浸水位標識は、伊勢湾台風の惨禍を永く記録にとどめるため、被
災30年に当たり設置したものです。
 なお、この標識の浸水位は、被災当時のこの付近一帯の最大浸水位を
本標識の足下からの高さに置き換えて表示したものです。

伊勢湾台風浸水状況.jpg
名古屋市内の浸水域。

上の説明の中で、
名古屋港周辺の貯木場からあふれ出た28万立方メートルに及
ぶ無数の巨木が、人命、家屋の被害を更に大きくしました。
という点が、名古屋港周辺に木造建築物を禁止する理由になり、

名古屋港ガーデンふ頭にあった名古屋港イタリア村が
木造建築物と発覚したため、取り壊しになった。

今日11月18日土曜日午後7時30分から、
NHK総合テレビ ブラタモリで「ものづくり名古屋」が放送されます。
中川運河と名古屋城周辺、東山動物園を訪れる。

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